■vol.1■ |
オレは魔球磨、魔球を磨くと書いて魔球磨だ! |
Game.10 速球フェチ!
Game.20 激突!
Game.30 草刈り!? |
赤井魔球磨は速い球を打ち返すことに異様な闘志を燃やす野球少年。
ある日、親友のテニス少年・渋谷拓己の打つ球を目の当たりにした魔球磨は
テニスのサーブ・スピードが野球の剛速球のスピードをはるかに凌ぐことを知る!
そして渋谷の所属するテニスクラブに練習に来ていたトッププロ=新庄剛の200キロサーブを目撃すると
いきなりその新庄に挑戦状を叩きつけた! |
■vol.2■ |
ボクのキメ球返した日本人‥‥ユーが初めてネ! |
Game.40 世界の実力!
Game.50 サーブ‥‥!?
Game.60 プレッシャー!
Game.70 旅立ち! |
新庄との対決で完全にテニスに目覚めた魔球磨は特訓により強烈なトップスピンを会得する!
そんなある日、魔球磨はジュニアの国際親善試合に200キロ超サーブを打つカルロス・クリヴィーレが出場することを知る!
試合会場に出向いた魔球磨はちょうど練習相手を探していたカルロスに対決を挑みキメ球を撃破!
試合で渋谷を倒しリラックスしていた欧州ジュニアチャンピオンの闘争心に火をつけた! |
■vol.3■ |
スライスを制する者はテニスを制す! |
Game.80 テスト!
Game.90 スライス!
Game.10 デビュー!
Game.11 ワナ!? |
スペインへのテニス留学の機会を得た魔球磨と渋谷は間違って途中のフランスで飛行機から降りてしまい、偶然出会った牧場主に助けられる。
その牧場には牧場主の娘でフランスジュニア女子No.1の選手=ナタリー・リジェの専用のテニスコートがあった。
そこを使おうとした魔球磨と渋谷はその使用権を巡ってナタリーからテストを受ける羽目になる。
魔球磨はナタリーの放つスライスの低い弾道に苦しめられ、スライス対策の必要性を悟る! |
■vol.4■ |
認めてくれてただよ‥‥マグマのテニスを! |
Game.12 マグマ翔ぶ!!
Game.13 Judge!
Game.14 葡萄を落とせ!
Game.15 グラナダにて! |
ナタリーが出場するジュニア選抜大会でパートナーの負傷により急遽ダブルスを組むことになった魔球磨。
思わぬ形で訪れた公式戦デビューだったが、対戦相手は姑息で悪名高き双子プレーヤー=アランとイヴのノア兄妹!
兄妹の汚いテに逆上した魔球磨はバイオレーションで失点させられてしまう。
言葉の通じないフランスで魔球磨にできることは、自分のテニスで周りを認めさせることだけだった! |
■vol.5■ |
初めてだ‥‥試合に負けるのがこんなにもくやしいと思ったことはッ! |
Game.16 リターンマッチ!
Game.17 決断!
Game.18 プロデビュー!
Game.19 トマホーク! |
公式戦を経験した魔球磨はいよいよ本来の目的地であるスペインへ辿り着いた。
そこでプロに転向したカルロスと再会し、中断していた対決の決着をつける約束をする。
が、その約束の場所に魔球磨より先に現れたのは親善試合のリベンジに燃える渋谷だった!
渋谷の挑戦を受けるカルロスだったが、渋谷の極端な守りのテニスに対しカルロスは対決に興味を失い
渋谷のテニスを「くだらナイ」と切り捨てた! |
■vol.6■ |
逃げるわけには‥‥いかねえ! |
Game.20 イッツ・ショー・タイム!!
Game.21 データ!
Game.22 逃げない!!
Game.23 COMING BACK! |
カルロスと同じ舞台で戦うべく魔球磨もついにプロ登録し、カルロスが出場するデル・ソル・オープンにエントリーした!
しかしそのカルロスは、第1シードで元アメリカ海軍出身のプレーヤー=ジェロニモ・Tの圧倒的なパワーの前に撃沈!
そして何とそのジェロニモと魔球磨が2回戦で激突することとなった!
ジェロニモの放つ超低空スライス「トマホーク」に成す術なく翻弄される魔球磨! プロテニスの容赦ない洗礼が魔球磨に襲いかかる! |
■vol.7■ |
強くなりてぇッ! もっと強く‥‥! |
Game.24 真のトマホーク!
Game.25 完全撃破!
Game.26 崩壊!
Game.27 決着! |
ひょんな発想から「トマホーク」撃墜のヒントを得る魔球磨!
「トマホーク」の特性を逆手に取り、およそテニスとは懸け離れた原始的な方法で「トマホーク」を撃破する!
飛び道具を失ったジェロニモに対し勝機を掴んだかに思われた魔球磨だが、試合が長引くにつれ魔球磨の体質的な弱点が露呈する!
我流で突き進んで来た魔球磨の中に、この時初めてテニスを学びたいという気持ちが生まれるのだった! |
■vol.8■ |
伝説の「百人組手」!! |
Game.28 帰還!
Game.29 百人組手!
Game.30 美意識!?
Game.31 フェアプレイ! |
プロのトーナメント=デル・ソル・オープンを経て自分の未熟さを悟った魔球磨は、河原田に本格的にテニスを教わることになる。
そしてそんな魔球磨に河原田が課した特訓とは、倶楽部のエリートプレーヤー100人を魔球磨1人で相手をする「百人組手」だった!
倶楽部史上かつて1人しか達成したことがないという伝説の荒行に、はたして魔球磨は耐え抜くことができるのか!? |
■vol.9■ |
オレ‥‥強くなってる! |
Game.32 99番目の死角!
Game.33 失いしもの、授かりしもの!
Game.34 友よ!
Game.35 ワイルドカード! |
「百人組手」の結果を受けて、魔球磨と渋谷は大きなターニング・ポイントを迎えた。
渋谷は自らの心を鍛えるべく魔球磨とあえて別の道を辿ることを選択、たった1人で世界に旅立っていった。
そして魔球磨も実戦経験を積むべくフューチャーズ・カテゴリーの試合に片っ端から参戦
そんな中で「百人組手」の試練を乗り越えて得た技術が実を結び始め、魔球磨は自分が確実に強くなってきていることを実感するのだった。 |
■vol.10■ |
おもしろいぜボーイ‥‥! 久々に燃えてきた! |
Game.36 開幕!
Game.37 ショウアップ!
Game.38 エンターティナー
Game.39 二丁拳銃 |
経験を積む魔球磨にジャパン・オープンのワイルドカード出場というチャンスが訪れた!
まったく無名の魔球磨に期待する者はいなかったが、1回戦を圧勝で勝ち上がった事で関心が一気に高まった!
そして2回戦の相手は2m40cmの巨人=D.C.ダブルデッカー!
天から降るような「ダンク」、弾丸を思わせるスクリュー回転のツイスト「リボルバー」という
2種類の超絶サーブに、はたして魔球磨はどう立ち向かうのか!? |
■vol.11■ |
世界のトップにいて待ってっから! |
Game.40 ダンク撃破!
Game.41 スター誕生!
Game.42 エースとして‥‥
Game.43 ストレス! |
「リボルバー」を、そして「ダンク」を、ならではの方法で打ち破り、トップシードを倒した無名の新人・魔球磨への注目度は一気に沸点に達した!
ノリにノッた魔球磨は快進撃を始める! 一方で日本のエース新庄は、スピン達人ヨー・ヨーマンとの試合で膝を負傷
ツアーからの長期離脱を余儀無くされる。怪我によってエースとしての自分の役目を終えたかのように呟く、そんな新庄を勇気づけたのは
他でもない、新庄がその力を認めた魔球磨の頼もしい一言だった。 |
■vol.12■ |
「工夫」だよ 戦い方を「工夫」するんだ! |
Game.44 旧式vs進化形!?
Game.45 工夫する力!
Game.46 天国と地獄!
Game.47 雪崩の如く‥‥ |
魔球磨の4回戦の相手はダブルデッカーとまったく逆の小さなヨー・ヨーマン!
その小さな体格を利したネズミのようにすばしっこいフットワークと新庄を怪我に追いやった魔球の数々に翻弄される魔球磨!
ヨーヨー技をヒントにしたその魔球は、ヨーマンが自分の体格のハンデを克服すべく工夫して生み出したショットだった。
しかし魔球磨も工夫の天才。魔球磨はこの試合であらゆる意味で「自分との戦い」を強いられることとなる! |
■vol.13■ |
「一緒に」いこうぜ! 世界の頂点によ! |
Game.48 リセット!
Game.49 再会!
Game.50 潰し合い!
Game.51 パリの屈辱! |
ジャパン・オープンで初めてプレッシャーに負けた魔球磨は、そのショックからテニスから離れてしまう。
努めてテニスを忘れようとする魔球磨だったが、入院中の新庄が魔球磨の「世界のトップにいて待ってる」という言葉を信じて
リハビリに励んでいることを知り、再び燃えはじめる! そしてかつて同じ挫折を味わい魔球磨の復活を信じて待っていた河原田のもとに
リセットして帰ってきた魔球磨は、河原田と共に世界の頂点を目指して再び歩き始めるのだった! |
■vol.14■ |
がむしゃらという‥‥純粋な闘志! |
Game.52 好敵手集結!!
Game.53 ボクサーvsバッター!!
Game.54 トラウマ
Game.55 覚醒! |
世界の頂点を目指す魔球磨はついに最高峰カテゴリーのグランドスラムへの挑戦を始める!
全仏オープンの予選にエントリーできるだけのポイントを稼いだ魔球磨は
そこでナタリー、カルロス、そして別人のように生まれ変わった渋谷と再会した!
彼らと戦うため予選の「殺し合い」を乗り切り、念願の本戦出場を果たす!
しかし本戦で魔球磨の前に立ちはだかったのは特殊なストロークを武器に戦う元ヘヴィー級プロボクサー「鉄仮面」ドラゴであった! |
■vol.15■ |
明日のことなんかどうでもいい! 欲しいのは今日の勝利なんだ! |
Game.56 氷解!
Game.57 因縁の対決!!
Game.58 カルロス反撃開始!!
Game.59 挑戦!! |
ドラゴの負傷棄権により魔球磨はグランドスラム本戦初勝利を上げた! そして一方ついにカルロスと渋谷が因縁の対決を迎える!
この勝者が次に魔球磨と当たるのだ! 渋谷は魔球磨との対決に漕ぎ着けるべくカルロスにリベンジを誓うが
そのカルロスに母親が入院したという知らせが届く。手術費のために優勝賞金が必要なカルロス。
それを知って動揺するかに思われた渋谷だが‥‥彼は今や非情な勝負の鬼と化していた! |
■vol.16■ |
越えるんだ! 今までの無意味な自分を‥‥! |
Game.60 聖域!
Game.61 勝ちたい思い! 負けられない理由!
Game.62 因縁の終止符!
Game.63 リミット50! |
カルロスvs渋谷の対決は死闘となった! お互い負けられない理由を背負い、つば迫り合いを展開する2人!
渋谷はカルロスを越えることでかつての甘い自分を越えようとする! 終盤、渋谷は「魔法のラケット」に運命を託す。
そのボロボロのラケットには先輩=新庄の熱い思いが込められていた。そして魔球磨は2回戦の相手=リカルド・モデナと対決する。
しかし催眠暗示でバーサーカー化したモデナの超生理的限界テニスの前に、魔球磨はわずか50分で敗北の危機を迎えてしまう! |
■vol.17■ |
「天才」って言葉はな‥‥負けた時の言いわけに使う言葉なんだよ |
Game.64 催眠戦士のレクイエム!
Game.65 No genius!
Game.66 戦う理由!
Final game 波紋の先へ‥‥ |
メンタル・バトルとなったモデナとの戦いを制し、ついに魔球磨は、カルロスを敗った渋谷とのグランドスラムでの対決を迎える!
戦い前夜、魔球磨を「天才」と呼ぶ渋谷に記者=丘崎は言う。「キミはもう赤井に負ける準備をしてしまっている」と。
ショックを受ける渋谷だが、一途に努力する魔球磨の意外な姿を目撃し「天才」の幻影を払拭するのだった。
すべてをかけて戦いに臨む魔球磨と渋谷! 親友であり、最高のライバルである2人の、最高の舞台での「決闘」が今、始まった! |