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バイキングス
【2006〜2008】

月刊少年マガジン2006年5月号〜2008年10月号連載


vol.1
ツライからって途中でやめちゃったら僕は結局何もできないヤツで終わってしまう…!
Stage.10 神速
Stage.2
0 衝動
Stage.3
0 プロローグ
何事にも一途で一本気。一度何かを始めたらやり切るまで絶対にやめない。でもガムシャラすぎて、何をやってもカラ回り…
そんな不器用な高校生、一本木一途。どんくさい自分を変えたくて、やり切らないと何もできないヤツで終わりそうで
今日もまたガムシャラに、そしてまたカラ空回り…
しかし、そんな彼の一途な性格が「武器」になるものが、ひとつだけ存在した。
それに気付かせてくれたのは、幼い頃から実家のラーメン屋の出前の手伝いで乗っていた「自分の体の一部」である自転車だった!


vol.2
お前と一緒なら…何かスゴイことがやれそうな気がする…!
Stage.40 集団走行
Stage.5
0 スタート
Stage.6
0 意地
Stage.7
0 仲間
一途のレーサーとしての資質に気付いたクラスメイト宮田すばるは、自分が所属するクラブチーム「サイクロン」のアシストとして自転車ロードレースに誘う。
自転車が自分を変えてくれるかもしれないと気付いた一途はこれを快諾。
周りのおだてに乗り、レースの何たるかもわからないまま、付け焼き刃な準備で初めてのレースに臨む一途。
しかし当然のごとくそこに待っていたものは、一途の自惚れを打ち砕く厳しいレースの現実だった。


vol.3
あいつは「あきらめ方」を知らんのです!
Stage.80 チーム力
Stage.9
0 GOAL
Stage.10 イヤミ坂
Stage.11 ジテンシャプ
初レースで打ちのめされたことで、かえって自転車の魅力に取りつかれた一途。
どんくさかった一途が颯爽とロードレーサーに乗る姿が学校で話題になり、その凱旋学園の校門前の名物坂「イヤミ坂」で即席ヒルクライム講座を開くことになった。
ラクに坂が登れることを期待したほとんどの生徒があっさり脱落していく中、ある5人の生徒だけは、決してそこを離れようとしなかった!
その5人、知多・照美・瑠衣・馬場・間引の情熱に感激した一途とすばるは、彼らと共に7人で自転車部を立ち上げようと決意する。
が、実は凱旋学園にはかつて既に自転車部が存在していたという、封印された歴史があった…


vol.4
ひとりで強がってたって強くはなれねーっつの!
Stage.12 始動
Stage.13
 憧れ
Stage.14 惹かれる理由
Stage.15 宿敵
黒歴史となっていたかつての凱旋自転車部。そのOBである化学教師の黒田を顧問に立て「復活」した凱旋自転車部。
しかし、集まった5人は実はそれぞれ何かしらのコンプレックスを持つ完全な自転車初心者たちだった。
虚弱体質の知多、体の小さな照美と大きな瑠衣、怪我で野球ができなくなった元野球部エース馬場、肥満児の間引…
自分にできることは何かを常に探し求めていた彼らは、自転車に出会ったことで、まるで取りつかれたようにペダルを踏んでいく…!


vol.5
自転車しかないって!? いいじゃないかそれで! ここはそんな自転車バカばかりが集まる究極の場所さ!
Stage.16 究極の場所
Stage.17
 夏合宿
Stage.18 ヤツらが来た!
Stage.19 挑発
練習を続ける凱旋自転車部。そんなある日、一途はついに見てしまう。あのフランスのきらびやかな景色を…!
ツール・ド・フランスのビデオを知多の部屋で偶然見てしまった瞬間、一途の心の中に止まない風が吹きはじめる!
やがて自転車部は夏合宿に突入。そこで彼らは宿命的な「はち合わせ」をする。
同じ合宿所に現れたのは、かつて凱旋自転車部を苦しめ、廃部の原因となったライバル朝日奈零郎の母校、舞代高校自転車部だった!


vol.6
弱い所を気にしてイジけてても何も変わんないだろ!? 長所のほうを伸ばしていけばいいんだよ!
Stage.20 プライド
Stage.21
 遊ぼうよ
Stage.22 足手まとい
Stage.23 待て!
初心者集団である凱旋自転車部に対し、バカにするような態度をとる舞代高校自転車部。
プライドをかけ、彼らに勝負を挑む一途とすばるだったが、ジュニア全日本やインハイのチャンピオンを擁する舞代との実力の差は歴然だった。
さらに知多ら初心者5人のメンバーに至っては「足手まとい」とすら言われてしまう。
ショックを受け、ふさぎ込む部員たちに知多が言う。「じゃあ試してみようよ!」
やがて5人は無謀にも一途とすばる抜きで舞代に戦いを挑んでいく。自分たちの「本気」を証明するために…!


vol.7
これは魔法でも何でもない! 化学反応さ!
Stage.24 宣戦布告!
Stage.25
 戦いの始まり
Stage.26 化学反応
Stage.27 勝利のサイン
合宿を経て、見違えるほど大きく強く成長した凱旋自転車部。ついに初めてのレースに挑む時が来た!
しかし顧問の黒田が「完走や勝利が約束されたレースなど今のお前らには意味がない」と言い放ち提示したレースは
プロすらも怖じ気付く過酷極まるレース「伊豆-富士スーパーロード」だった!
そしてこのレースを走る朝日奈零郎の「影」の存在を知る一途!
コンプレックス集団の、己の存在意義をかけた戦いが、ついに始まった!


vol.8
エースはチームメイトのがんばりに勝利という形で応えるんス!
Stage.28 風を越えろ!
Stage.29
 「影」
Stage.30 繋ぐ想い
FinalStage. エース
過酷なコースの前に、案の定、虚弱体質の知多はついていけず、力尽きる…
しかし、彼はその最後の力を振り絞り、部長としてチームに魂のメッセージを送っていた! その命がけの熱き想いが部員たちの魂に轟く!
登りで照美が、風うねるスカイラインで間引が、下りで瑠衣が、平地で馬場が、そしてスプリントですばるが…!
それぞれ「自分にできること」を最大限に生かし、信じる仲間のために、力を燃やし尽くす! そして彼らの想いは「エース」一途へ!
立ちはだかる舞代、そして零郎の「影」! 今ここに、すべてのドラマが終結する!

バイキングスは台湾版、インドネシア版も刊行されています

台湾版

インドネシア版

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GUT's
【1998〜2004】

月刊少年マガジン1998年6月号〜2003年12月号連載


vol.1
オレは魔球磨、魔球を磨くと書いて魔球磨だ! 
Game.10 速球フェチ!
Game.2
0 激突!
Game.3
0 草刈り!?
赤井魔球磨は速い球を打ち返すことに異様な闘志を燃やす野球少年。
ある日、親友のテニス少年・渋谷拓己の打つ球を目の当たりにした魔球磨は
テニスのサーブ・スピードが野球の剛速球のスピードをはるかに凌ぐことを知る!
そして渋谷の所属するテニスクラブに練習に来ていたトッププロ=新庄剛の200キロサーブを目撃すると
いきなりその新庄に挑戦状を叩きつけた!


vol.2
ボクのキメ球返した日本人‥‥ユーが初めてネ!
Game.40 世界の実力!
Game.5
0 サーブ‥‥!?
Game.6
0 プレッシャー!
Game.7
0 旅立ち!
新庄との対決で完全にテニスに目覚めた魔球磨は特訓により強烈なトップスピンを会得する!
そんなある日、魔球磨はジュニアの国際親善試合に200キロ超サーブを打つカルロス・クリヴィーレが出場することを知る!
試合会場に出向いた魔球磨はちょうど練習相手を探していたカルロスに対決を挑みキメ球を撃破!
試合で渋谷を倒しリラックスしていた欧州ジュニアチャンピオンの闘争心に火をつけた!


vol.3
スライスを制する者はテニスを制す!
Game.80 テスト!
Game.9
0 スライス!
Game.10 デビュー!
Game.11 ワナ!?
スペインへのテニス留学の機会を得た魔球磨と渋谷は間違って途中のフランスで飛行機から降りてしまい、偶然出会った牧場主に助けられる。
その牧場には牧場主の娘でフランスジュニア女子No.1の選手=ナタリー・リジェの専用のテニスコートがあった。
そこを使おうとした魔球磨と渋谷はその使用権を巡ってナタリーからテストを受ける羽目になる。
魔球磨はナタリーの放つスライスの低い弾道に苦しめられ、スライス対策の必要性を悟る!


vol.4
認めてくれてただよ‥‥マグマのテニスを!
Game.12 マグマ翔ぶ!!
Game.13 Judge!
Game.14 葡萄を落とせ!
Game.15 グラナダにて!
ナタリーが出場するジュニア選抜大会でパートナーの負傷により急遽ダブルスを組むことになった魔球磨。
思わぬ形で訪れた公式戦デビューだったが、対戦相手は姑息で悪名高き双子プレーヤー=アランとイヴのノア兄妹!
兄妹の汚いテに逆上した魔球磨はバイオレーションで失点させられてしまう。
言葉の通じないフランスで魔球磨にできることは、自分のテニスで周りを認めさせることだけだった!


vol.5
初めてだ‥‥試合に負けるのがこんなにもくやしいと思ったことはッ!
Game.16 リターンマッチ!
Game.17 決断!
Game.18 プロデビュー!
Game.19 トマホーク!
公式戦を経験した魔球磨はいよいよ本来の目的地であるスペインへ辿り着いた。
そこでプロに転向したカルロスと再会し、中断していた対決の決着をつける約束をする。
が、その約束の場所に魔球磨より先に現れたのは親善試合のリベンジに燃える渋谷だった!
渋谷の挑戦を受けるカルロスだったが、渋谷の極端な守りのテニスに対しカルロスは対決に興味を失い
渋谷のテニスを「くだらナイ」と切り捨てた!


vol.6
逃げるわけには‥‥いかねえ!
Game.20 イッツ・ショー・タイム!!
Game.21 データ!
Game.22 逃げない!!
Game.23 COMING BACK!
カルロスと同じ舞台で戦うべく魔球磨もついにプロ登録し、カルロスが出場するデル・ソル・オープンにエントリーした!
しかしそのカルロスは、第1シードで元アメリカ海軍出身のプレーヤー=ジェロニモ・Tの圧倒的なパワーの前に撃沈!
そして何とそのジェロニモと魔球磨が2回戦で激突することとなった!
ジェロニモの放つ超低空スライス「トマホーク」に成す術なく翻弄される魔球磨! プロテニスの容赦ない洗礼が魔球磨に襲いかかる!


vol.7
強くなりてぇッ! もっと強く‥‥!
Game.24 真のトマホーク!
Game.25 完全撃破!
Game.26 崩壊!
Game.27 決着!
ひょんな発想から「トマホーク」撃墜のヒントを得る魔球磨!
「トマホーク」の特性を逆手に取り、およそテニスとは懸け離れた原始的な方法で「トマホーク」を撃破する!
飛び道具を失ったジェロニモに対し勝機を掴んだかに思われた魔球磨だが、試合が長引くにつれ魔球磨の体質的な弱点が露呈する!
我流で突き進んで来た魔球磨の中に、この時初めてテニスを学びたいという気持ちが生まれるのだった!


vol.8
伝説の「百人組手」!!
Game.28 帰還!
Game.29 百人組手!
Game.30 美意識!?
Game.31 フェアプレイ!
プロのトーナメント=デル・ソル・オープンを経て自分の未熟さを悟った魔球磨は、河原田に本格的にテニスを教わることになる。
そしてそんな魔球磨に河原田が課した特訓とは、倶楽部のエリートプレーヤー100人を魔球磨1人で相手をする「百人組手」だった!
倶楽部史上かつて1人しか達成したことがないという伝説の荒行に、はたして魔球磨は耐え抜くことができるのか!?


vol.9
オレ‥‥強くなってる!
Game.32 99番目の死角!
Game.33 失いしもの、授かりしもの!
Game.34 友よ!
Game.35 ワイルドカード!
「百人組手」の結果を受けて、魔球磨と渋谷は大きなターニング・ポイントを迎えた。
渋谷は自らの心を鍛えるべく魔球磨とあえて別の道を辿ることを選択、たった1人で世界に旅立っていった。
そして魔球磨も実戦経験を積むべくフューチャーズ・カテゴリーの試合に片っ端から参戦
そんな中で「百人組手」の試練を乗り越えて得た技術が実を結び始め、魔球磨は自分が確実に強くなってきていることを実感するのだった。


vol.10
おもしろいぜボーイ‥‥! 久々に燃えてきた!
Game.36 開幕!
Game.37 ショウアップ!
Game.38 エンターティナー
Game.39 二丁拳銃
経験を積む魔球磨にジャパン・オープンのワイルドカード出場というチャンスが訪れた!
まったく無名の魔球磨に期待する者はいなかったが、1回戦を圧勝で勝ち上がった事で関心が一気に高まった!
そして2回戦の相手は2m40cmの巨人=D.C.ダブルデッカー!
天から降るような「ダンク」、弾丸を思わせるスクリュー回転のツイスト「リボルバー」という
2種類の超絶サーブに、はたして魔球磨はどう立ち向かうのか!?


vol.11
世界のトップにいて待ってっから!
Game.40 ダンク撃破!
Game.41 スター誕生!
Game.42 エースとして‥‥
Game.43 ストレス!
「リボルバー」を、そして「ダンク」を、ならではの方法で打ち破り、トップシードを倒した無名の新人・魔球磨への注目度は一気に沸点に達した!
ノリにノッた魔球磨は快進撃を始める! 一方で日本のエース新庄は、スピン達人ヨー・ヨーマンとの試合で膝を負傷
ツアーからの長期離脱を余儀無くされる。怪我によってエースとしての自分の役目を終えたかのように呟く、そんな新庄を勇気づけたのは
他でもない、新庄がその力を認めた魔球磨の頼もしい一言だった。


vol.12
「工夫」だよ 戦い方を「工夫」するんだ!
Game.44 旧式vs進化形!?
Game.45 工夫する力!
Game.46 天国と地獄!
Game.47 雪崩の如く‥‥
魔球磨の4回戦の相手はダブルデッカーとまったく逆の小さなヨー・ヨーマン!
その小さな体格を利したネズミのようにすばしっこいフットワークと新庄を怪我に追いやった魔球の数々に翻弄される魔球磨!
ヨーヨー技をヒントにしたその魔球は、ヨーマンが自分の体格のハンデを克服すべく工夫して生み出したショットだった。
しかし魔球磨も工夫の天才。魔球磨はこの試合であらゆる意味で「自分との戦い」を強いられることとなる!


vol.13
「一緒に」いこうぜ! 世界の頂点によ!
Game.48 リセット!
Game.49 再会!
Game.50 潰し合い!
Game.51 パリの屈辱!
ジャパン・オープンで初めてプレッシャーに負けた魔球磨は、そのショックからテニスから離れてしまう。
努めてテニスを忘れようとする魔球磨だったが、入院中の新庄が魔球磨の「世界のトップにいて待ってる」という言葉を信じて
リハビリに励んでいることを知り、再び燃えはじめる! そしてかつて同じ挫折を味わい魔球磨の復活を信じて待っていた河原田のもとに
リセットして帰ってきた魔球磨は、河原田と共に世界の頂点を目指して再び歩き始めるのだった!


vol.14
がむしゃらという‥‥純粋な闘志!
Game.52 好敵手集結!!
Game.53 ボクサーvsバッター!!
Game.54 トラウマ
Game.55 覚醒!
世界の頂点を目指す魔球磨はついに最高峰カテゴリーのグランドスラムへの挑戦を始める!
全仏オープンの予選にエントリーできるだけのポイントを稼いだ魔球磨は
そこでナタリー、カルロス、そして別人のように生まれ変わった渋谷と再会した!
彼らと戦うため予選の「殺し合い」を乗り切り、念願の本戦出場を果たす!
しかし本戦で魔球磨の前に立ちはだかったのは特殊なストロークを武器に戦う元ヘヴィー級プロボクサー「鉄仮面」ドラゴであった!


vol.15
明日のことなんかどうでもいい! 欲しいのは今日の勝利なんだ!
Game.56 氷解!
Game.57 因縁の対決!!
Game.58 カルロス反撃開始!!
Game.59 挑戦!!
ドラゴの負傷棄権により魔球磨はグランドスラム本戦初勝利を上げた! そして一方ついにカルロスと渋谷が因縁の対決を迎える!
この勝者が次に魔球磨と当たるのだ! 渋谷は魔球磨との対決に漕ぎ着けるべくカルロスにリベンジを誓うが
そのカルロスに母親が入院したという知らせが届く。手術費のために優勝賞金が必要なカルロス。
それを知って動揺するかに思われた渋谷だが‥‥彼は今や非情な勝負の鬼と化していた!


vol.16
越えるんだ! 今までの無意味な自分を‥‥!
Game.60 聖域!
Game.61 勝ちたい思い! 負けられない理由!
Game.62 因縁の終止符!
Game.63 リミット50!
カルロスvs渋谷の対決は死闘となった! お互い負けられない理由を背負い、つば迫り合いを展開する2人!
渋谷はカルロスを越えることでかつての甘い自分を越えようとする! 終盤、渋谷は「魔法のラケット」に運命を託す。
そのボロボロのラケットには先輩=新庄の熱い思いが込められていた。そして魔球磨は2回戦の相手=リカルド・モデナと対決する。
しかし催眠暗示でバーサーカー化したモデナの超生理的限界テニスの前に、魔球磨はわずか50分で敗北の危機を迎えてしまう!


vol.17
「天才」って言葉はな‥‥負けた時の言いわけに使う言葉なんだよ
Game.64 催眠戦士のレクイエム!
Game.65 No genius!
Game.66 戦う理由!
Final game 波紋の先へ‥‥
メンタル・バトルとなったモデナとの戦いを制し、ついに魔球磨は、カルロスを敗った渋谷とのグランドスラムでの対決を迎える!
戦い前夜、魔球磨を「天才」と呼ぶ渋谷に記者=丘崎は言う。「キミはもう赤井に負ける準備をしてしまっている」と。
ショックを受ける渋谷だが、一途に努力する魔球磨の意外な姿を目撃し「天才」の幻影を払拭するのだった。
すべてをかけて戦いに臨む魔球磨と渋谷! 親友であり、最高のライバルである2人の、最高の舞台での「決闘」が今、始まった!


GUT'sは韓国版、台湾版、香港版、タイ版、そしてイタリア版も刊行されています

韓国版

台湾・香港版

タイ版

イタリア版

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ウキョーくん
【1997】

GPX別冊JUST!UKYO掲載

この年のF1開幕前、当時ミナルディに移籍が決まった片山右京選手の特集本の中で、「右京日報」という企画ページに掲載されたカラー4コマ漫画。
新聞の紙面を模したレイアウトに合わせて新聞漫画調に描かれているため、写植ナシのすべて手書き。
「ウキョーくん」という直球なタイトル(笑)も新聞漫画調を意識したもので、当時のGPXの編集者=川原田氏による命名。実はこの中で使われているネタは右京選手本人が川原田氏に語った実話!
ちなみにヤーノというのは当時右京選手のチームメイトとしてF1デビューしたばかりのトゥルーリのこと。HAYATEの篁もゲスト出演している(笑)

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HAYATE
【1992〜1997】

月刊少年マガジン1992年7月号〜1995年7月号及び
月刊少年マガジン増刊GREAT1995年9月号〜1997年3月号連載


vol.1
強いから戦ってるんじゃない! 戦うからこそ強くなるんだ!
Rd.10 欲張りな男
Rd.2
0 コーナリングの魔術師
Rd.3
0 真のポールポジション
純和製F1チーム、レラ。「風」を意味するその名のイメージとは裏腹にシーズン終盤になっても完走すらできない。
しかしそのマシンの潜在能力を見抜いた1人の謎の男がドライバーを買って出る。
男はその驚異的なコーナリング・スピードを武器に非力なマシンで何とテスト中のナイジェル・マンセルのタイムをあっさりと破ってみせた!
彼の名は日向俊郎。放浪の優勝請負人!


vol.2
どーせなら2台一緒に高え所まで上ろうじゃねーか!
Rd.40 宣戦布告
Rd.5
0 ドッグ・ファイト!
Rd.6
0 「レラ」編隊咆哮す
Rd.7
0 最高のシャンパン・ファィト
周囲を幻惑する魔術のようなパッシング能力を持つアレックス・バトラーに、日向はライバル心を燃やす!
その日向に対抗意識を滾らせるチームメイト、ジョー・S・カジワラ。そして撤退を懸けて最後のチャンスに挑まんとするレラ!
それぞれの思いが火花を散らす日本GP! 壮絶なバトルが晩秋の鈴鹿に展開される!


vol.3
お前ら鈴鹿で日向にいったい何を教わったんじゃ!
Rd.80 決戦は金曜日!?
Rd.9
0 嵐の予感・・・・
Rd.10 ペテン師と魔術師
Rd.11 目には目を!!
鈴鹿の戦いを終え、シリーズ最終戦、雨のオーストラリアGP。ウォーター・スクリーンに翻弄される各マシン!
そんな中、ジョーのマシンにトラブルが発生! 修復不能の事態にチームの士気は下がりかける。
しかし鈴鹿で日向が見せたマシンの潜在能力を信じジョーは諦めずに最後まで戦うべくコースに戻る! その姿に触発され、団結を新たにするチーム!
その情熱を目の当たりにした俊郎の旧友の天才チューナー=ゲディー・ライフソンは、この弱小チームのために最強のエンジンを作る事を決意する!


vol.4
私は自分の理論を実証するためにここへ来たのです!
Rd.12 栄光は虹の彼方に
Rd.13
 のっぴきならない新参者
Rd.14 カムイの実力、日向の実力
Rd.15 日向俊郎を解剖せよ!!
エストリルの合同テストに突如現れた漆黒の軍団!
それは自らの工学理論を実証する実験室としてサーキットを選んだ財閥令嬢=神麗香が率いるエンジニア集団カムイであった!
職人ドライバー=ルドルフ・マイネの手によって新興チームであるにもかかわらず驚異的なポテンシャルを発揮するカムイのマシン!
そしてゲディーがレラのために作ったスプレンダー・エンジンもついにベールを脱ぐ! 天才vs天才のエンジン・バトルが始まる!


vol.5
時間を‥‥凍らせる!
Rd.16 タイヤ・ウォーズ!
Rd.17
 最終兵器
Rd.18 もうひとりのマイネ
Rd.19 教授への挑戦!
新興チーム=カムイ、レラ・スプレンダー、そして新兵器=電磁石サスペンションを搭載したバトラーのマーキュリーとの三つ巴の戦いが始まった。
開幕戦、灼熱の南アフリカGP! カギを握ったのはタイヤだった! そこで日向は誰も思いつかないような手段に出る!
そしてその計算不可な日向の走りがカムイ麗香の理論を崩壊させた! レースを単なる実験としか見ていなかった麗香の中に打倒日向の炎が燃え上がる!


vol.6
神さま私たちに‥‥できるだけ長い1秒を下さい!
Rd.20 モンテカルロの夕べ
Rd.21
 世界最速の5秒間!
Rd.22 戦慄のブラック・アウト!!
Rd.23 約束
日向の力が確実にチーム全体に乗り移りはじめている中、迎えたモナコGP! 絶対に抜けない市街地コース!
そんなコースで日向のマシンにトラブルが発生! だが弱小チーム気質から抜け出せていないレラはピットワークが遅いという弱点を持つため
ピットインはリタイアに等しく、そのまま走り切ろうとする日向。そんな日向を見てクルーは叫ぶ! 「絶対に日向を5秒で帰してやる!」
世界最速の5秒間に挑むレラ・クルー!


vol.7
くやしくねーのかよ! こんちくしょーって思わねーのかよ!
Rd.24 フロント・ロウ
Rd.25
 真の敵!
Rd.26 傷だらけの疾走!
Rd.27 英雄
カムイの職人ドライバー=マイネの地元、ドイツGP。マイネの2人の幼い子供ラルフとネーナも応援に駆け付けた。
しかし打倒メルセデスに異常な執念を燃やすマイネは、冷静さを失いレースを逸脱し暴走してしまう!
そんな父の姿に悲しむラルフとネーナを見かねたゲディーの孫ニールは、ラルフを連れて思い切った行動に出る!
やがて暴走するマイネの視界に、小さなドイツ国旗を誰よりも大きく振り回す幼いラルフの姿が飛び込んで来た!


vol.8
でけえツラできんのもレラが日本のチームだからだ!
Rd.28 ならず者
Rd.29
 凱旋帰国
Rd.30 No.1の称号
Rd.31 DAZED AND CONFUSED
日向のおかげで今やトップチームの仲間入りを果たしたレラ! そんなレラにとってまさに凱旋レースとなる日本GP!
そんな中、カムイには日向潰しに執念を燃やす「賞金稼ぎ」ランディー・ブロッツァーが加入!
麗香はそのランディーの性格を金を使って巧みに操り、日向のタイムを押さえ込みにかかる。
しかしタイム・アタックでジョーに邪魔をされ、激怒したランディーはジョーを「エースのくせに1ポイントもとれない穀潰し」と詰り捨てる。
図星を突いたその言葉に、ジョーの中で何かが変わり始める‥‥


vol.9
見せてさしあげますわ‥‥カムイに流れる血の一滴がどんな色か!
Rd.32 昨日の友は‥‥
Rd.33
 決別
Rd.34 グッバイからはじめよう!!
Rd.35 新しい航海
レラがトップチームの力をつけたことでゲディーは自分の役目を終えたと悟り
次は俊郎とライバルとして戦うため、ジョーと共にレラを離脱、マーキュリーに加入してしまう!
一方「カムイ使い」として最適なドライバーを獲得すべく模索していた麗香の人材検索システムが選びだしたのはあまりにも意外な男だった!
金では動かないその意外な男=日向俊郎を獲得すべく、麗香はレラ・チームごと日向を買い取るという暴挙に出る!
しかしその暴挙が財閥会長である父の逆鱗に触れ、麗香は孤立してしまう‥‥


vol.10
この樹さ‥‥「魔術師の樹」っていうんだって!
Rd.36 秘めたる祈り
Rd.37 魔法を信じるかい!?
レラがカムイと合併、レラ・カムイとなり、新たな戦いのシーズンが幕を開けた!
そんな中、カナダGPのレース後、優勝したマーキュリーのバトラーが突然倒れた!
彼の脳は自身の魔術的なコーナリングが生み出す強烈なGフォースにより腫れ上がり視神経を圧迫、細胞が壊死をし始め失明の危機に曝されていたのだ!
しかしそれでも俊郎を倒すために、チャンピオンになるためにレースを続けようとするバトラー!
幼い頃「魔術師の樹」の下で誓った夢を叶えるために‥‥


vol.11
お前に出会えて‥‥本当によかった‥‥!
Rd.38 友よ!
Rd.39
 最後の聖戦
Rd.40 還ってきた男
バトラーが命をかけて臨むフランスGPがついにスタート! カムイは新エンジン「刃」で、スプレンダーを駆るバトラー打倒に挑む!
しかしすでにバトラーの視界はかすみ始め、レース続行は不可能かと思われた。するとその時、マニクールを雨が見舞う!
視界のきかない雨のレースをもともと得意とするバトラーは、エンジンの音でタイミングをとりつつ驚異的な走りを展開する!
しかしレラはそれを逆手に取り、音で撹乱する戦法に出た! バトラーvs日向、最後の戦いが始まる!


vol.12
日向俊郎は最後の最後で必ず「奇跡」を起こしてきた男ですから‥‥
Rd.41 敵、味方、そして‥‥仲間たち
Rd.42
 決戦!
Rd.43 奇跡
チャンピオンへの軌道に乗り、快進撃を始める日向。そんな東洋人=日向とレラを快く思わない欧州人は一斉にバッシングを始める。
しかしそれに毅然と立ち向かう日向と麗香の姿にレラ・カムイはさらに結束を固めるのだった。
そして俊郎3年目の日本GP! 勝てばチャンピオンとなるこのレースでカムイは最終兵器「颯」を投入!
だが日向を知り尽くすかつての僚友ジョーが、ゲディーのスプレンダー鈴鹿スペシャルと共に日向の前に立ちはだかる!
「最強の敵」を前に日向は果たして奇跡を起こせるのか!?


HAYATEは韓国版と台湾版も刊行されています

韓国版

台湾版

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最終楽章からはじめよう
【1990】

月刊少年マガジン1990年10月号掲載

デビュー作。月マガ新人賞入賞作。80年代テイストなバンド漫画。最終楽章と書いてコーダと読む。
専任ヴォーカルのいないインディーズバンドのギタリスト=大幸はある日、叫ぶようにブルースを歌う異様な少女に遭遇する。彼女の歌唱に衝撃を受けた大幸はデモテープを一方的に渡してバンドへの参加を誘う。
ヴォーカルが見つかったと勝手に喜ぶ大幸。が、その夜TVを見ていた大幸はそこに映るアイドル歌手の姿を見て愕然とする。その歌手は何と大幸がデモテープを強引に渡したあの叫ぶブルース少女だった!
アイドルがアマチュアインディーズバンドのヴォーカルなんてやってくれるわけがない。バンドの夢は儚く消えたかに思えたが、実は彼女は彼らのデモテープを捨てられずにいた‥‥

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